乗り換えしなくても設定変更で解決することも。ただ一番効くのは「ネット回線を他に変えること」。他にDNS変更や話題のv6プラスについて解説します。

下りを速くする
- 回線事業者乗り換え
- プロバイダ乗り換え
- IPv6、v6プラス契約
- 無線を有線接続にする
- 混雑期(夜10時頃)を避ける
- PS4のDNS設定変更する
- PS4のMTU設定変更する
- ルーターを替える
- 無線環境の配置見直し
- 古い機種やケーブルを変える
- ファームウェアアップデート
下り(ダウンロード)速度は通信事業者とプロバイダとエリアで決まります。
多くの場合、乗り換えすると解決する。今使っているところ。本当にいいのでしょうか?
ダウンロード容量と時間比較一覧表
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種類 | 5GB | 10GB | 100GB |
128kbps 通信制限並 |
93時間
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186時間
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1800時間
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1Mbps 混雑中 |
11時間
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23時間
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238時間
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10Mbps Wi-Fi系遅 |
71分
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140分
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23時間
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30Mbps Wi-Fi系速 |
23分
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47分
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8時間
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100Mbps フレッツ光系並 |
7分
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14分
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143分
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500Mbps ドコモ光系並 |
85秒
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3分
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28分
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※実際の通信は100%の効率ではないためこれより遅くなります ゲームサーバーの制限がかかります
通信事業者、プロバイダがかけます(公式、非公式)
◆128kbpsの時500MBダウンロード
約8時間かかる
◆500kbpsの時500MBダウンロード
約2時間かかる
ちなみに・・・
・モデム 56kbps
・ISDN 64kbps
・スマホ制限中 128kbps
・ポケットWi-Fi制限中 128kbps
※光系での通信制限での速度は非公式で不明です
※通信制限はかかるとは限りません
※プロバイダや通信事業者により異なります
上りを速くする
やっぱSoftBank Airは速度制限かかるんですよね~
とくにゴールデンタイムになると下り上り共に1Mbps出ないこともしばしばなんで…
まだスマホのテザリング使った方が断然いいというww— いおちん (@iottii_iotin) September 15, 2019
上り(アップロード)速度も下りと事情は同じです。ソフトバンク回線がやたらと上りが遅いという口コミが見られます。ほかにもCATVのジェイコムもアップロードで不満の評価があります。
みんなの通信速度計測結果では、キャリア電波(ドコモ、au、ソフトバンク)が上りが遅い結果になりました。つまりスマートフォンやSoftbank Airなどを使っていると、「上りだけ極端に遅い」という人が多いということです。
上りが平均して遅い回線
・スマホ
・Softbank Air
・WIMAX
・どんなときもWi-Fi
・Y!Mobile
筆者のWIMAX速度例
・PC
下り 33Mbps 上り13Mbps
・スマホ
下り 30Mbps 上り9Mbps
・Switch
下り 6.2Mbps 上り4.0Mbps
どれも似たような結果になりました。アップロード速度を上げるなら、ドコモ光などのもっと高速回線に乗り換えるのが一番。回線が開通できないなら他の方法で解決しましょう。
遅さ重さ解決回線乗り換え
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ランキング1位
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ランキング2位
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ランキング3位
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![]() |
![]() |
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月2,780~
5,200円 |
月2,170~
4,263円 |
月4,743
~7,124円 |
フレッツ光から
乗り換えお得 v6で混雑回避 キャッシュバック |
賃貸向き
8日まで返品可 ネトゲサクサク キャッシュバック |
ゲーム動画
トップレベル高速 エリア拡大中 キャッシュバック |
通信乗り換え
◆フレッツ光系
・最大1Gbps
・平均100~200Mbps
◆ドコモ光
・最大1Gbps
・平均300~500Mbps
◆au光
・最大1Gbps(5G、10G)
・平均100~250Mbps
◆ポケットWi-Fi系
・最大500Mbps
・平均10~30Mbps
固定の光ファイバー系は「理論上の最大速度」が速いものです。実際にベストエフォートなので、最大速度はでませんが、ポテンシャルは高いので、ポケットWi-Fi系よりもスピードアップします。
ネットワークの設定変更しても改善しない。それが回線そのものに余裕があるのかないのかです。ポテンシャルの高いネット回線だと、10倍以上の速度上昇に。
ゲームだけでなく、動画視聴も快適。ネットライフが時間短縮できるので、乗り換えのメリットはたくさんあります。プロバイダ変更やフレッツ光から光コラボに乗り換えて「v6プラス」にするのも速度改善の期待が高まります。
IPv6で速度は上がる?
v6プラスは夜間混雑対策に
夜だけ遅い。通信障害で、全然ダウンロードができない。マンションでVDSL回線を使っている。そんな人にv6プラスがおすすめ。これはフレッツ光やドコモ光などのオプションです。
PS4の格闘やFPSゲーム。リアルタイムのオンライン系だと、「いかに混雑時期に快適にプレイするか」。v6プラスは混んでるところを使わないで、空いているところで通信するので速度が上がる。
PS4のゲームだと対応、非対応と分かれますが、古いプロトコルと新しいプロトコルとの両方を使えるのがメリットです。いいとこ取りです。フレッツ光系でないと意味がないので、スマホテザリングやWIMAXでは対応しません。
解決策になる?実際には良くなる人と変わらない人に分かれます。それがゲームソフトやWEBサイトの通信プロトコルの問題。そのため、ドコモ光のほうが数倍速かったという口コミもたくさん見られます。


プロバイダ規制
「えっ!?通知もないのに規制?」
何も知らずに通信規制されていた。ゲームからVOD動画視聴からP2Pソフト。普通のWEB閲覧でも遅くて1Mbpsくらいしか出ない・・・。
これがプロバイダ側の通信規制。通信障害が起こると困るので、ユーザーやエリアごとに制限をつけています。それはユーザーには何も知らせないで低速回線なみに遅くなる。
主にP2Pでの大容量の送受信が原因です。ファイル共有ソフトを使ったか、同じエリアでWinnyで大容量通信したことなどがあります。
PS4だと格闘ゲームのストリートファイターはP2P通信です。もしこれが「P2P通信だから規制」と判断されたら激遅128kbps並になってしまう。
速度を上げるためには、このプロバイダ規制を回避することも重要ポイントです。自分は悪くなくても、同じエリアに悪い人や極端にネットワークを占領するような通信をした人がいる。
改善策はプロバイダを乗り換えするか、ほかの通信回線に乗り換えるかです。サポートセンターに問い合わせても、良い返事はもらえないで解決しないことでしょう。
PS4DNS設定変更
DNSがわからなくても、ここの設定を変更するだけで改善されることも。それは「サーバー認証」のところで詰まっているから。高速道路に例えるなら、料金所のところで渋滞している状態です。
DNSを変更するのは料金所を変えるということ。混雑がひどくて完全に止まっているDNSから、空いているスピードの速いDNSに変更します。
PS4での設定方法
ホーム画面⇒機能エリア(設定)⇒ネットワーク⇒インターネット接続を設定する⇒Wi-Fi を使うorLAN ケーブルを使う⇒カスタム⇒IPアドレス設定⇒手動⇒DHCP ホスト名⇒指定しない⇒DNS設定⇒手動⇒
本体の設定画面からDNS手動設定「8.8.8.8」「8.8.4.4」にする。他のDNSを入力する。GoogleのDNSに変更する。ほかMTU設定もカスタマイズ。
プライマリーDNSに「8.8.8.8」。セカンダリDNSに「8.8.4.4」です。MTU設定は自動でOKです。遅いときには数値を変更します。
GoogleパブリックDNSはゲーム用途でも応答速度が上がるのでおすすめです。あまり変わらないという人は、混雑が理由ではないからでしょう。ルーターや無線Wi-Fiの置き場所変更などがあります。


読んでおきたい記事リンク
無線の置き場所工夫
PS4本体とルーターの距離が離れすぎていると通信が遅くなります。これは無線Wi-Fi接続している時。無線電波は距離が離れるほど弱くなります。
地点Bと地点Cで比較したところ、20Mbpsほどの違いが出たことも。壁や物など障害物が多いほどスピードダウンなのです。
ゲーム機とルーターを近づけるだけでも高速化できます。上の画像では地点Cよりも地点Bのほうが上り・下りの速度が速い。デフォルトでは周波数が2.4Ghzです。これを5Ghzにして速くなることもあります。ただ障害物や電波干渉が出やすいので、反対に遅くなることも。
ルーター窓際で高い所に設置
WIMAXやSoftbank Airはもともと無線です。だから窓から電波が入ってくるのです。コンクリの壁に邪魔されるため、写真のようにルーター本体を高いところで窓に近いところに置くとスピードアップ。
私が実際に体験したところ、アンテナマークが1本から3本に。速度も5~10Mbpsほど速くなりました。
有線環境
無線Wi-Fiは遅い。プロゲーマーなら常識です。ゼロコンマ1秒速くするためには、有線LANケーブル接続がおすすめ。
プレステ4から、スマホ・任天堂Switch・親や家族のPCなどなど・・・。同時にWi-Fi接続台数が増えるほど、回線落ちやラグがひどくなる。
光回線だったら、もともとLANポート(イーサネット)が付いています。PS4じたいもLANポートはあるので、あとは1000BASE-Tのケーブルを買うだけ。部屋の壁伝いに配線すればスッキリ。長いケーブルで5m、10mなどもあります。


ルーター買い替え
ゲームハードはハイスペックなのに、古いルーターをそのまま使ってませんか?ルーターの性能が低いと、処理落ちしてフリーズしたり回線落ちの原因になることも。
v6プラスで混雑回避するときでも、v6プラス対応ルーター必要になります。無線Wi-Fi接続するなら、「ビームフォーミング」で通信速度も上がる。上り、下りで速度上昇、受信環境を改善します。
プロゲーマーは「ゲーミングPC」「ゲーミングルーター」「高速回線」と勝てる理由があるのです。速度を上げたいなら、周辺機器の性能を上げるのも大事なポイントです。
MMORPGでもプチフリーズしにくくなったり、対戦リアルタイム系なら相手より速くて回線強者に。回線弱者はネット対戦で不利というのがネトゲの本質です。
しかし、一番大事なのは通信そのもの。10万円のゲーミングルーターを買っても、通信回線が混雑してたら台無し。だからネット回線比較がおすすめです。